ロボットアニメは、CGじゃ「燃え」ない!!!
- 作者: 清水栄一,下口智裕
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2005/06/20
- メディア: コミック
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僕が秋期に勝手に期待しているテレビアニメ「鉄のラインバレル」。まずはスタッフ表を見てもらいたい。
監督:日高政光
シリーズ構成・脚本:吉村清子
特殊設定・脚本:森田繁(スタジオぬえ)
クリエイティブ・プロデューサー:谷口悟朗
メカデザイン:鈴木勤
3Dディレクター:白井宏旨
美術監督:池田繁美
撮影監督:荻原猛夫
音響監督:三間雅文
音楽:コーニッシュ
アニメーション制作:GONZO
特技監督に板野一郎さん、3Dディレクターに白井宏旨さん、それで制作はGONZO。
そして、プロモーション動画を見てもらいたい。
上に挙げたスタッフと制作会社と動画を見てもらうとわかるが、ロボットがCGで描かれているのだ。制作会社がGONZOという時点でロボットはCGで描くんだなと薄々感じている人もいただろう。
しかし、ロボットアニメはCGではなく、手描きでやって欲しいなと僕はどうしても思ってしまう。期待していた作品なので尚更手描きでやって欲しかった。
確かに、ハイクオリティなCGで圧巻の戦闘描写だし、板野一郎さんが参加しているのでCGはかなり期待していいと思う、っていうか凄かった。でも、やっぱり手描きでやって欲しかったなぁ。
なぜ、ここまで手描きのロボットアニメの方がいいのかと言うと、うまく言い表せないのだが、CGのロボットは「しなったり」、「歪んだり」することがない。作画オタの方だったら、うまく言えるのだと思うけど、自分にはその能力がないのでほんとにうまく言い表せないのだが、例えば、BS11で放送されていた「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」でいうと、出てくるロボット達が時々あり得ないほど歪んだり、しなったりして、何とも言えないほどの「躍動感」をかもし出している。最近で言えば「ガイキング」だったり、「グレンラガン」もCGのロボットアニメでは描けない「躍動感」がある。あとCGのロボットアニメには、「かっこいい」と思わせる手描きロボットアニメ独特のパースがうまく描けない。河森正治監督が言っていたけど、CGのほうが作業効率もいいし、いろんな事ができるらしい。でも、CGのロボットアニメには「躍動感」や「爆発感」等の、ロボットが内から溢れんばかりの膨大な力というかエネルギーをうまく表現できないように僕は感じてしまう。「ヴァンドレッド」、「創聖のアクエリオン」や「ゼーガペイン」、「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」、「ぼくらの」、「マクロスF」等、ロボットアニメのCG化が進んでいるけど、やっぱりCGじゃ「燃え」ないよ。*1これは、スーパーロボット系とかリアルロボット系に関わらず、「燃え」ない。手描きの方がロボットが「動いている」と僕は感じる。
さっきから、言ってることが印象論ばっかで説明力がまったくないけど、CGじゃ手描きが持つ「躍動感」は表現できないよなと僕は思う。
でも、結局は「鉄のラインバレル」楽しんで見るのだろうな・・・。OPにALI PROJECTさん、EDに坂本真綾さん、それに能登麻美子さんだしなぁ。
*1:僕にとっての「燃える」ってワクワクしたり、かっこいいと思う感じの事