「テレパシー少女 蘭」第十六話






説明不足かつ拙いストーリー展開なのに、何故か楽しく見れた。キャラクターがちゃんと作り込まれているから、ストーリーの粗をカバーできたのだろう。









それにしても、蘭と翠の超能力が凄すぎ。二人が協力したら何でもできちゃうのではないのかな。時空を越えちゃったし。その気になったら世界征服さえも出来ちゃいそう(笑) でも、超能力を決して悪用しないのが彼女達なんだよな。日常生活でほとんど使ってないし。初期の翠は超能力を悪用していたけど、蘭に出会った事でそんな事しなくなって、本当に翠は蘭と出会って良かったと思う。「テレパシー少女蘭」を見ていると友情というものがいかに大切かが強く伝わってくる。思春期における少女達の友情をテレパシーという形で表現しようとしているのが、この作品の肝なんだと思うけど、こういう純粋な少女達の友情物語って最近じゃめっきり見かけなくなったような。最近は、少女達の友情=百合に走ってしまう作品が多いし、男性向けの少女達の友情(まなびとかヒャッコ)みたいな作品ばっかだけど、ただお互いを純粋に「信頼」しあう少女の友情物語は、「テレパシー少女蘭」ぐらいじゃないかと僕は思う。