2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年を振り返って〜TVアニメベスト10〜

去年に引き続き今年も挙げていきたいと思います。2012年放送開始でも、2013年に終了した作品は10作品の中に入れています。 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』 僕が今年のTVアニメ作品でもっとも衝撃を受けたのは、これでした。1期ほどの映像の切れはな…

『境界の彼方』 二人が「出会う」ということ

神原秋人と栗山未来の出会い 最終話を見終えての全体の感想を。 『境界の彼方』で、印象的だったのは、「出会う」ということだった。誰かと誰かが出会い、出会った者同士が変わっていく。それは、物語としてはよくあることだとは思うけど、この作品では、そ…

『ゴールデンタイム』第7話 中野英明のメモ

中野英明さんについて軽くメモ。 僕が、中野英明さんの名前が気になったのは、『イクシオンサーガDT』第20話の時だった。 この回は、他の回とはかなり毛色の違うもので、かなり異質な回だったと思う。ヒメとジャグラバークのドラッグ感溢れるやりとりは、見…

『境界の彼方』 小川太一のメモ

『境界の彼方』第6話「ショッキングピンク」を視聴して。小川太一さんについて軽くメモ。 Bパート、学校屋上で妖夢討伐のための歌をイヤホンで聞くシーン。ここで、ちょっとだけ「ジャンプカット」(厳密云うとジャンプカットじゃないのかもしれないが、適当…

『境界の彼方』 テーマについてのメモ

第5話までを視聴してのメモ。 『境界の彼方』で、繰り返し言われているのが、「他者との違いからくる孤独」であり、いかにそれを克服していくのかがこの作品のテーマの一つだと思う。 栗山未来は、自分の血を操るという特異な能力から、他者から忌避され続け…

『凪のあすから』 岡田麿里と篠原俊哉の脚本と演出の巧さ

第1話「海と大地のまんなかに」、第2話「ひやっこい薄膜」を視聴して。 めちゃくちゃ面白かったです。 P.A.WORKS作品で、久しぶりにワクワクしました。『true tears』、『花咲くいろは』に次ぐ、傑作の予感がする。 『花咲くいろは』以来の岡田麿里さんの参…

『境界の彼方』について 

待ちに待った石立太一さんの初監督作品である。キャラデザは、門脇未来さんだ。 京アニにとって、アクション物の作品は少ない。『フルメタル・パニック! The Second Raid』でのロボットバトルアクションや『MUNTO』でのファンタジーバトル、最近で云えば『中…

久しぶりの更新

日々が忙しすぎて、更新できずにいました。 アニメはなんとか見ていたので、これから徐々に更新回数を増やしていきたいと思います。

出合小都美のTVアニメOP・EDコレクション

今、驚異的な数でOP・EDのコンテ・演出をしている出合小都美さん。 前期は、2本(OP1本、ED1本)。今期に至っては、3本のコンテ・演出をしている(ED3本)。僕は、担当したその数に「どんだけ!」と驚いてしまった。 OP・EDのセンスの良さで、引っ張りだこの…

『たまこまーけっと』 リアリティとファンタジーの同居

『たまこまーけっと』第3話「クールなあの子にあっちっち」までを観て。 第3話で、山田尚子監督がコンテに参加しなくなると第1話・第2話の少女+可愛らしさが急に鳴りを潜めるのが面白かった。ここまで雰囲気ががらっと変わるものなのか。山田尚子監督の独特…

『たまこまーけっと』第2話 山田尚子監督の映像で語るということ

『たまこまーけっと』第2話「恋の花咲くバレンタイン」を視聴して、気になった描写があった。 それは、たまこともち蔵が糸電話で会話をするシーン。なぜ、二人は携帯電話や固定電話を使用せずに、わざわざ糸電話で話さなければならないのか。確か、たまこは…

『たまこまーけっと』と山田尚子監督らしさ

『MUNTO』に続く、自社オリジナル作品である『たまこまーけっと』。 第1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」は、山田尚子監督らしさが満載の回だった。 『可愛らしさ』が全編に渡って溢れている。それは『けいおん!』のときよりも、積極的に描かれており、『…

『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』のシャフトスタイル

第1話「サクラサク」を視聴して。 脚本/山口伸明、コンテ/石倉賢一、演出/奥野耕太、作画監督/西尾公伯。 Aパートの冒頭、新聞部部室でのシーン。ぶつ、ぶつと切っていくカットのリズム、やけにカットを割るのなぁと思っていたら、無駄というか入れなくても…