図書館戦争 第2話

手塚の告白で終わられせるのは、見事な釣りだな。実際、手塚の告白なんて本筋にまったく関係ないからなぁ。

それとマンガ的表現は、結構面白いと思う。Gペンで描いたような線のタッチと極端にデフォルメされた人物の描き方は、作品の雰囲気を明るくポップにして、軍隊物を女性が見ても十分に楽しめる様な配慮がなされてる。ノイタミナ枠だからこんな感じにしたのかな。
その反面、恐れていたというか痛いことというか、戦闘シーンがかなり陳腐に見えてしまった。小説の時の文字媒体だった時は違和感が無かったけど、映像になった途端、良化委員会と図書隊のバトルがかなり異常というか変な感じなっているように思えた。

それは、あれほど日常描写をポップに描写してしまった反動で、命のやりとりをしている真剣な戦闘場面との間にギャップが生まれ、そのギャップが激しすぎて、かなりの違和感が生まれてしまった様に思える。

それに、良化委員会と図書隊の関係をもっと説明した方がいいと思う。原作の小説を読んでない人には、なんで戦闘までして、本を取り合うのかワケわかんないのじゃないのかな。原作を読まないとマジで意味不明なんだよな。