「隠の王」


最近「隠の王」にハマり、原作のコミックスに手を出そうか迷っている。アニメ単体だけを楽しめばいいと思うかもしれないが、僕はマンガはアニメ以上に面白いものだと思っている。


何故かというと、原作付きアニメは、原作のマンガの二次創作的なものだと思っているからだ。原作付きアニメは、原作のマンガのパロディをしているに過ぎず、 同人的なものとあまりかわりはない。同人誌が題材にした原作よりも面白くなる訳がない、二次創作は一次創作を超える事は決してないというか、そんな事はあり得ない。モノマネ芸人がどんなに腕を磨いても、本人に限りなく近くはなれるが、決して本人にはなれず、そして本人を超えることもできない。


パロディが原作を超えることなんてあってはいけないとも思う。なぜならば、そんな事がまかり通れば、一次創作の存在に意味がなくなり、全て二次創作で事足りてしまうからだ。


実際、原作付きアニメが原作のマンガを超えることなんてあっただろうか?いやそんな作品は無かった・・・と言いたい所だが、原作付きアニメが原作のマンガを超えた唯一の作品がある、それは「カードキャプターさくら」だ。二次創作が一次創作を破るというあり得ないことをやってのけた希有な作品で、原作付きアニメが原作のマンガよりも確実に面白いという離れ業をしている。原作付きアニメよりも原作のマンガの方が面白いとう神話がもろくも崩れさった。


とは言ってもカードキャプターさくらは、アニメに原作者のCLAMPが深く携わっていて、どちらかというと一次創作に近いもので、一概に原作を超えたとは言いきれない。


まぁ、ごちゃごちゃ言ってきたけど、結局は原作付きアニメは原作のマンガを超えられないと僕は思っているので、早速「隠の王」のコミックスを買いに行こうと思います。