「純情ロマンチカ」、BLへの疑問

純情ロマンチカ」を見ていると、疑問に思うことがある。

なぜ「性行為」を毎回行うのか?

これがBLをあまり知らない男性オタの僕から見ると、すごく不思議に思える。純情ロマンチカには、毎回必ずと言っていい程、男性同士の絡みのシーンがある。僕にとっては、このシーンを毎回出す程の必要性はないんじゃないかと思う。


BLと対比されるのに、百合がある。百合では、少女同士の日常の風景や少女達の心の変化等の心理描写を主に描いていて、性行為のシーンはそんなに描かれない。TVアニメの「ストロベリー・パニック」では性行為をお互いの気持が繋がり、最高潮に達した時の装置として使われている。この使われ方が一番普通だし、一番効果的だと思う。性行為をエピソードの節目に使って、毎回のように出さない方が物語として盛り上がるのではないでしょうか。


それなのに、純情ロマンチカでは毎回男性同士の絡みがある。これは、物語の構成としてマイナスなんじゃないかと僕は思う。


今回の話は、女性編集者に主人公が嫉妬してしまうエピソードで、結局それは主人公の取り越し苦労であったとわかるのだが、そこで終わればいいのに、何故か性行為に発展する。


これは、このアニメが性行為をメインにしてるとしか思えない。僕にとってあのシーンは、腐女子の方々のオナニー要素としか考えられないのです。もちろん腐女子の方にとって、そんな要素であるわけがないとわかっているのですが、僕にとっては、毎回あるあの絡みのシーンがオナニー要素としての意味しか持ち得てないとどうしても思ってしまう。

腐女子の方にとってあの絡みは、一体何の意味があるのだろうと、BLをわかってない僕にとってはすごく疑問に思えてしまうわけです。頻繁に出すのではなく、定期的に出した方が物語として、効果的ではないのでしょうか。


Hシーンは、腐女子の方の性的欲求を満たすためにあるのか、それとも別の何かがあるのか、男性の僕には、理解できないほど腐女子の世界は深く感じる。