「紅」 紅 kure-nai  第九話



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九鳳院にある奥ノ院の話を聞いて、なぜか「少女革命ウテナ」を思い出した。





ラストのシーンなんか見てると紫が姫宮アンシーっぽい。それに竜士って鳳暁生じゃん。でも真九郎はウテナじゃない。紫の九鳳院から解放されて「自由に生きたい」って女性の性の解放みたいな話まんまな気がする。男性からの縛り、家のしきたりから女性をどう解放するかという話が「紅」のテーマだったのか。





紫以外の女性の登場人物の殆どが自立して生きてる女性像で描かれてるのも意味があるような(紅香とか)。なぜ「紅」の主要人物が女性ばっかりなのかというのもそれなら納得できる。その自立した女性達に対して蓮杖や竜士等の九鳳院が持つ旧世代の男性像との対立。そこに新世代の男性像としてのヘタレ真九郎が割って入る。という構造?






なんか「紅」フェミニズムの塊に見えてきた。




「紅」フェミニズムジェンダーフリーの面から語ったら、面白そう。自分は詳しくないから語れないが、誰か真面目にやったらすごく興味がわくなぁ。







あと紫が真九郎にキスするのを見て、紫ってエレクトラコンプレックスだよなとか思ったりした。一般的なエレクトラコンプレックスじゃなくて、ここでいうのは、「ふしぎの海のナディア」のエレクトラさんの事です。ネモ船長に父性を感じながらも、男性として愛してしまったエレクトラさん。紫も同様に真九郎に父親を感じながらも、異性として好きになってる。





多分エレクトラさんと同様に、紫は真九郎の子を生むでしょう。