とらドラ! 16話


今回の「とらドラ!」すげぇな。特に大河のモノローグから始まる怒濤の展開が半端じゃない。怒号と暴力の裏には、純粋で一途でぶっきらぼうで不器用な想いがこれでもかと詰められていて、見ているこっちが恥ずかしくなってしまうくらいの話だった。一連の流れも秀逸で、流れるようにカットが繋がれていた。あとCパートがあるなんて珍しい。




作監は4人か。多分、会長と大河のバトルは沼田誠也さん辺りなんだろうな。大河が叫ぶ顔がかっこいい。



全編に渡って、光源の使い方がめちゃめちゃ印象的だった。光と影のコントラストをここまで強調している回は珍しい。夕焼けのパターンが二つあったり、教室の窓から入る光と教室奥の影の使い方等、この演出方針がこの回に独特の雰囲気を醸しだしていた。「切なさ」が倍増していたような。細田守監督っぽい陰影を排した部分も印象的。




北村と会長の話かと思いきや、実は大河のためだけのエピソードだった。