まとめて、アニメ感想


夏のあらし! 最終回



 一話目と同じシュチュエーションなんだけど、微妙に違う展開でストーリーが進行。自分自身をパロディしてるってのが、なんともシャフトらしい。

 あの衣装は笑った。脈絡もなんもないな。サクランボ付近での変わったカメラアングルも面白かった。ループ話は某作品とちょっとかぶる、絶賛放送中だし。

 二期があるって聞いて納得。これじゃ終われないよね。物語は始まったばかりなんだから。











・ヱヴァ破

 ヱヴァ破関連の言説で、一部を除いてほとんどの言説に虫唾が走った。反吐が出る。そうです、僕は歪んで愚かなみっともない人間なんです。だからこんなことを考えてしまう。氷川さんは好きだし、アニメーションに対する姿勢には畏敬の念を抱くけど、なぜあそこまでポジティブに接することができるのか。それは、エヴァという作品ではなく、アニメーションとして接しているからなのだろう。多くの人はどうなんだろう? エヴァとして接しているのか、アニメとして接しているのか、アニメーションとして接しているのか。安易に称賛している人はちゃんとエヴァとして接しているのか? なんだか多くの人の考えと僕の考えが乖離しているのを痛感している。そうなんだ、僕は確実に間違っている。庵野さんは、それを破壊し、叩き潰すために「破=破壊」を作ったんだろう。滅びるのは僕の方なんだ。





宇宙をかける少女 最終回


 「あしもとに宇宙」。なんかいい響き。


 まぁ、最終回はとても驚きました。僕にとって何故だか一番腑に落ちた最終回であり、それと今までで一番面白かった回でした。

 今まで積み上げてきたものを軽く放り投げて、「ま、こんなもんでしょ」って言い切った感がすごいです。そう、今作品は「失敗の物語」、「意味をもたない物語」なんじゃないのかな? なんて思ったりしてしまいました。

 今回の「宇宙をかける少女なんて向いてなかった」という秋葉の発言に今作品の全てが凝縮されているような気がします。そうなんですよね、彼女は向いてなかったんです。最後の最後まで、彼女は主人公にもヒーローにもなれなかった半端者。主人公になれなかった主人公、それが獅子堂秋葉なんです。そして彼女は、元々の日常=イモちゃんに回帰していくわけですよ。失敗して、元の日常に帰るわけです。別に主人公になる気なんてさらさらなかった一人の少女が、無理やり物語の主人公にさせられ、結局何も変わらないまま、主人公になれずに終わる「失敗の物語」。「宇宙をかける少女」は全ての事象が中途半端に、そして何も成し遂げられずに幕を閉じる今までにない「意味をもたない物語」なわけです。あれ、QTって結局なんだったの? っていうぐらい全てが中途半端な物語なんです。ホント、自己実現もクソもないわけですよ。


 ナミもこの作品の象徴的な登場人物で、彼女は全てに振り回され、何者にもなれず、何も見つけられずに、終わるのです。ありとあらゆる人物に最終的に拒絶される完全なピエロなわけですよ。自分の現状を変えようとして行動したのですが、「失敗」しかしなかったわけです。何の救いもされないっていう徹底ぶりがすごい。彼女のやってきた事に何か意味はあったのか言われたら、たいして意味はなかったんです、賑やかしただけですから。失敗と意味がないを象徴してます。


 じゃあ、この「失敗の物語」」、「意味をもたない物語」に何か意味はあるのか? っていうと意味なんて別にないんです。意図なんてもちろんありませんよ。脚本の迷走が勝手に行きついた先がこれなんです。なんか勝手に出来ちゃったんですよ。ただそれだけ。

 「失敗する、意味をもたない物語」、それが「宇宙かけ」なんです。

 まぁ、こういう作品って今までになかったわけで、その偉業を偶然に達成してしまったわけですよ。



 いや違うな・・・・・、今まで書いてきて自分の考えがちょっと変わってきました。

 そうだ、この作品は第8スタジオの集大成なんだ。偶然なんかじゃない。「舞-HiME」を思い出せばわかるけど、ここのスタッフは、こういう奴らなんだ。今まで、散々嘲笑ってきたじゃないか、「ただの娯楽用の商業TVアニメなんだから、テーマもクソもないよ。意味なんて必要ないんだよTVアニメには」って。「TVアニメになんて意味なんてない」っていうことの集大成が「宇宙をかける少女」なんだ。なんてこった、現在のアニメを全て否定しやがった。そのために「宇宙をかける少女」という強烈なメッセージを持つ実験作品を作りやがったんだ!!!










・・・・・・もちろん、そんなことは一切ありませんよ。上に書いたことは気にしないでください。次は真面目にアニメ感想書きます。

エヴァ関連の事で精神が汚染されてるな。あぁ、思考がめちゃくちゃだ。