true tearsと大映ドラマ
アニメージュの特集記事を今更読みました。
なかなか興味深いことが書いてありました。
放送前の特番で監督が語っていたことと若干かぶる部分もありましたが、大映ドラマというキーワードに引っかかりましたね。
昼ドラではなく、大映ドラマの方だったのか。自分も含めて若い世代は、大映ドラマを詳しく知らないから、逆に新鮮に感じて作品を魅力的に思えたのかもしれない。
大映ドラマが持つベタな設定と展開、過剰な演出とクサイ台詞をベースにして、現代の高校生風にアレンジしたのが大映ドラマ的アニメtrue tears。
ストーリー構成もあえてベタな展開を用意して、視聴者に展開を想定しやすくさせておいて、ワザと展開を外させるという仕組みには、なるほどなと思った。
特番と特集の両方で言ってっいたのが、西村純二の高校生像が作品にモロに表れているということ。
ノスタルジーにも似た古臭ささは、オッサンから見た高校生像から来たものじゃないのかな。
記事を読んでいくと、自分が思っていた乃絵死亡説は絶対にあり得ないと感じた。
杉井ギサブロー監督いわく制作者の熱意がある作品だなと私も思った。