BAMBOO BLADE 最終回 それからとこれから
まさに学園青春ファンタジー。
バンブーブレードは、全国大会で優勝するなんていう勝利至上主義的な物語ではない。
仲間達と一緒に部活をして、成長していく過程が一番重要という物語だった。特に最終回前に試合を終わらせて、最終回をいつも通りの部活風景で終らせるなんてのは、バンブーブレードの特徴が顕著にあらわれていたと思う。
萌えが剣道の汗臭さを見事に脱臭してたのも見事だった。かといって萌えに偏り過ぎず、ちゃんと青春物語になっていたのは倉田英之の力がかなりでかい。原作付きのアニメは、大抵原作よりも劣る物ばかりだが、原作の面白さに匹敵する稀有な作品だった。
もし汗臭い野球や柔道に萌えを取り入れたら、一体どんな作品になるのかな。
それにしても、キリノはコジローのことが好きなのかい?抱きついて顔をぐりぐりさせるなんて、普通しないよ。ほのかに恋心でもあったんじゃないのかな?
タマちゃんは永遠の萌えのシンボルだな。冒頭のあたふたするシーンなんて、一発ノックアウトされてしまう程のかわゆさだった。
金かけなくても、面白いアニメ作品は作れるって証明したね。斎藤久監督ありがとう。