狂乱家族日記 家族


狂乱家族日記 壱かんめ [DVD]

狂乱家族日記 壱かんめ [DVD]

OPの凶華の台詞が変わったり、放送局によって違うEDなど芸が色々と細かったりする狂乱家族日記ですが、意外と真面目な物語なんだなと思いました。

今までOPの曲やハイテンションなノリからふざけたイメージが強かったのですが、二話目を視聴して印象ががらりと変わりました。ものすごく真面目に「家族」を描こうとしているなと感じた。



『なごやか家族作戦』

「閻禍の子供」の可能性がある者を一箇所に集め、互いに監視させることで本物の「閻禍の子供」を見極める事、そして家族として生活させることで、家族愛を芽生えさせ、家族を殺す(=世界を滅ぼす)のは嫌だと思うかもしれない、作戦である。




というとんでもなくふざけた理由で家族として集められたのだけど、この理由は上辺だけで本質は別な所にあるように感じた。


帝架も雹霞も優歌も銀夏もお互いに本物の家族に恵まれず、居場所を無くしていた。そこへ「なごやか家族計画」という擬似家族計画が持ち込まれた。赤の他人同士が一つ屋根の下で生活することによって、本当の家族とは何かを模索していくという真面目なヒューマンドラマのような気がした。家族というとクラナドを思い出すけど、クラナドみたいに真正面から家族を描くのは、なんとも小っ恥ずかしいから、ふざけた設定を入れて遠回しに家族を描こうとした照れ隠し的な面があるのかも。



まぁ、原作を読んでないから、何ともいえないけど。