コードギアス 反逆のルルーシュR2
コンビニの弁当を食べながら、コードギアス 反逆のルルーシュR2を見ていたら、「コードギアスって、コンビニに売っている弁当っぽいな」と思った。ハンバーグやから揚げやエビフライ等の皆が大好きな具がたくさん詰まっている高カロリーな弁当とコードギアスはそっくりな感じがする。
・CLAMPのキャラクターデザインにより男女問わずに受け入れられて、好まれるデザイン。
・カレンやC.C、シャーリー、ヴィレッタ等のお色気要員と萌え要素。
・多種多様な性格を持つキャラを大量に配置。
・何の努力もせずに突然手に入れる絶対的な超能力。
・最近のジャンプ作品に見られるデスノートやハンター×ハンター等のゲーム的策略要素。
・学園物のアニメ。
・竹田Pの政治、反米要素。
・全編に散りばめられた謎の多さ。
・飽きさせないように作られた過剰ともいえる派手なストーリー展開。
・都市圏だけでなく、地方でも見れる放送ネットの広さ。
これでもかというほど、上で挙げた大衆受けする要因を詰め込んだら、嫌いになる奴なんていなくなってしまう。コンビニの味が濃くて好きなおかずしか入ってない弁当を嫌いになる若者がどれくらいるだろう。オリジナルアニメだからこそ、ここまで大衆受けする要因を詰め込めたのだろう。
しかもその大衆に媚びるいやらしさをうまく脱臭しているのもすごい。あそこまでロボットや萌え、超能力を押し出したら普通あざとさで嫌気がさしてくるところを、大国に対する反逆、現実の中国やアメリカを思い出させる政治的な要素、誤魔化しをしない残酷な死の描写等を現実社会に通じる要素を入れてきて、あざとさを中和している。萌えやロボットがハンバーグやから揚げなら、反逆や政治はおしんこやひじきの煮物、白飯の役割を果たして両方をバランスよくしている。
多分コードギアスを嫌いな人たちは、高カロリーな弁当が嫌いで、ヘルシーな和風弁当が好きな年配の方々なのかなそれともコンビニの弁当みたいな安い大衆向けものではなく、高級料理しか食べない上級階層の人々かもしれない。