図書館戦争 第五話
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: DVD
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今回は郁の両親がやってくる非戦闘話。原作ではこういう非戦闘サイドストーリーが多い(図書館での痴漢撃退の話とか)。
郁の両親は、娘が自衛隊に入った感覚なんだろうな。親が非戦闘職員だとわかって安心するのも、良化委員会は非戦闘職員には手を出さないから(図書隊も同じ)なんだけど、原作ではもっと母親はヒステリックな感じで全然安心してなかったような感じなんだけど。それに街の本屋はメディア良化委員会に検閲されまくっていて、満足に本が読めないから、市民が図書館にやってくるんだという理由も明確にしたほうがいいし、メディア良化委員会も図書隊も絶対に一般人を戦闘に巻き込まないから(巻き込むと罪になるし)、安心して市民が図書館に来るということも明確にしたほうがいい。
あと今回の話で、小説をアニメにするのは本当に難しいんだなと思った。郁と母親の関係がその最たるもので、母親が郁に何故あそこまで女の子らしくなって欲しい理由とか、郁が母親の泣く姿に嫌悪感に似た複雑な感情を抱いてるとか、何故図書隊員だとバレたら絶対に家に帰されられてしまう理由とか、かなり省略されていた。そこを描かないことによってなんかうすっぺらくなっていた。図書館業務ももうちょと描写した方が良かったのでは。
でもそこを小説通りにダラダラと長く説明してたら、アニメとして成立しないので致し方ない。アニメに小説並の言葉を入れたら、かなり野暮ったくなるしね。押井守っぽい作品になってしまう。