「しゅごキャラ!」の雑記


しゅごキャラ! アミュレットBOX2 [DVD]

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プリキュア」を見ていると、「しゅごキャラ!」が妙に新しく感じる。

しゅごキャラ!」って今時の女の子のアニメって感じがするけど、「プリキュア」ってオッサンのアニメって感じがするのはなぜだろう。




あむちゃんの言葉使いが、今時の女の子って感じさせてるのかな。


「〜やればいいじゃん!」、「激カワ〜」、「〜ですからっ!」、「〜じゃないって!」 「〜ばっか!」 「ってゆーか」 「マジっ!」「〜ってるしぃ〜」 「ありえないんですけどっ!」、 「テンション高っ!」「だから〜」 「おもしろすぎっ!」



こういう若い女の子の言葉使いをあむちゃんが使いまくってるから、「新しい」、「今時の女の子」って感じるのだろうか。シリーズ構成、脚本の島田満さんは大ベテランの脚本家なのに、今時の女の子事情を把握してるのはすごいな。





あむちゃんのゴスパンクのファッションも今までの女児向けアニメには無かったから、「新しい」、「今時女の子」って思わせるのだろうか。服装も毎回違うという気合の入れ様。「カードキャプターさくら」のさくらも可愛らしくて女の子らしい服装で、回によって服装が違っていたし、「カードキャプターさくら」の進化系が「しゅごキャラ!」なのかな。「きらレボ」もファッションに気を使っているけど、あのファッションは新しいって感じはないな。ゴスパンクっていうファッションの概念が新しく感じさせているのかな。







あと、プリキュアの「みんなのために」、「仲間のために」、「誰かのために」っていう考えが古臭さを覚えるさせているのかも。「みんなのために」、「仲間のために」っていう考えは素晴らしいんだけど、80年代って感じがするんだよなぁ。今時の考え方じゃないような気がする。「しゅごキャラ!」は、「誰かのために」っていうゆうのもあるんだけど、結局はあむちゃんの「自分探し」がテーマだから、個人主義の側面が強い。あむちゃんは悩める人々を助けるけど、それは「誰かのために」っていう献身や慈愛の精神じゃなくて、「アンタっ、本当にそれでいいと思ってんの!」という具合に相手の自己に問いかける事が多い。「誰かのために」って感じじゃなくて、自分自身のため、自分の人生のためにって感じなんだよなぁ。


プリキュア」の集団主義的考えがありがち過ぎて古臭く感じ、「しゅごキャラ!」の個人主義的、自分探し の考えが新しい女児向けアニメと感じさせてるのかも。




あむちゃんの気が多い性格も「新しい」というか「新鮮」に感じさせている。イクトや唯世、空海、委員長、なでしこ(?)、いとこのお兄さん等、従来の女児向けアニメの主人公って一途に、一人の男の子だけを好きだったり、多くても二人までだったのに、あむちゃんはどんだけ、たくさんの男の子が好きなんだよと突っ込むほど気が多い。でも、今時の女の子って一途な女の子よりも、あむちゃんみたいに気が多い女の子が主流じゃないのではないだろうか。たくさんの男子を好きになっちゃう女の子っていうのが「新しい」、「今時の女の子」って感じさせる。







ちょっと前までは「プリキュア」の方が少しだけ面白かったけど、最近は「しゅごキャラ!」のほうが圧倒的に面白い。なでしこと空海が去って、りまと委員長が入って来たらものすごく面白くなった。物語の加速具合が半端じゃない。大ボケ、ど天然のエルも加わったことにより、物語がハジケまくっている。この面白さは異常なぐらいだ。


毎週土曜日が待ち遠しい。