「崖の上のポニョ」 感想

なぜ、ポニョを人間にしたのだろう? その事が気になって仕方がなかった。



宮崎駿監督作品には、もののけ姫千と千尋の神隠し等、別々の世界で暮らす者達が出会って、最終的にはそれぞれの住むべき場所に帰っていくというパターンが多いし、それには何かしらの意味があるように思っていた。サンは森で、アシタカは里で、別々に暮らす。これには、何かしらのメッセージがあると思っていた。



てっきり、僕はポニョは海で暮らし、宗介は港町で暮らす。お互いの住むべき場所に帰るのだと思っていた。しかし、それは違った。ポニョは人間となり、宗佑と一緒に暮らすことになった。この展開は驚いた。まさか人間になって、人間として暮らすとは。



これは、ただハッピーエンドにしたかっただけなのだろうか。



それに、ポニョの感想でよく見る「セカイ系」という言葉。宮崎駿監督は子供向けのためだけに作ったのだろうか。NHKでやる宮崎駿監督のドキュメンタリーをはやく見てみたい。