「ヒャッコ」 第八話




蕾家折役の佐藤聡美さんの演技が良かった。蕾家のキャラと声質が結構合っていたような気がする。ヒャッコの中で一番好きかも。


Aパートは、面白いカメラアングルが色々あった。斜めで映し出されている蕾家の主観シーンとか、洗面台の排水口から蕾家を捉えてる所とか、蕾家が雀に押されて鏡に虎子が驚いてるのが反射されてる所とか。渡り廊下で友情が芽生えるっていうのは、友情が虎子と蕾家の間に渡ったことを意味してる? まぁ、考えすぎか。


Bパートでのキャラクターに合わせた色彩で個々を識別させていたのは面白かった。登場人物が多かったからかな。写実的な背景と記号化されたポップな色彩の背景を使い分けていたり、芸が細かった。あと、職員室のシーンで太陽に雲がかかったら、職員室が薄暗くなるっていうのは、場面中の巧いアクセントになっていて良かった。虎子の心情でも表現していたのかな。それと、黒枠で表現されていたデジカメから捉えたカットも印象的だった。




OPが微妙に変わっていましたね。新たなカットが加えられていたけど、正直微妙だったかな。でも、虎子が飛び下りて、監督のクレジットが出る所は、なんでか好きだ。