機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 19話




コンテに北村真咲さん。演出は宅野誠起さん。作画監督にはキャラクターに大貫健一さん。メカニックに西井正典さん。

原画で気になったのは、鈴木卓也さんとか、久壽米木信弥さんとか。



Aパートのバトルアクションは、かっこよかった。ロックオンのシールドビットで敵を倒すとこの見せ方とか、脳量子波の影響でハレルヤになって真っ二つにした機体の爆炎の中から飛び出してくる所とか、あとBパートでのビームサーベル六本腕とか。それと、Cパートはめちゃくちゃかっこよかった。変形していく所から画面が真っ赤に染まるまでの一連の流れは、あまりにも良すぎ。




バトルシーンは良かったけど、サジとルイスが出会うシーンはいまいちだったと思う。キャラの演技がうまくできていなかった。特にルイス。黒田洋介さんの書く会話内容は良かったけど、切り返しで見せていくのは単調だったし、大事なシーンなのだからもっと凝った構図のカットとか入れた方が良かったんじゃないのかな。会話を聞かせたいから、ああいう風な感じにしたのかしら。でも、前半ルイスの顔を描かず、表情をわざと見せないで、サジに銃を突きつける所でやっとルイスの顔を映し出した所は、ルイスの心理をうまく表現できていて良かったけど。あと、ルイスの横顔から正面に回り込んで、瞳にズームインしていって回想に切り替わる所も良かった。




複数のラインに分かれて、物語が展開しているので、それぞれの物語を追うのがちょっと大変かな。マリナとカタロン側、リボンズのイノベーター側、アンドレイのアロウズ側、刹那のソレスタ側、王留美とネーナ、ミスターブシドー、サジとルイズ、アレルヤとピーリス、アニューなど。色々な物語が複雑に絡まっているので、情報量が多くてちょっと全体を把握するのが大変なんだけど、その複数ある物語のラインがうまく重なり合った時の爽快感はかなりのものだった。今回の「機動戦士ガンダム00」では、サジとルイスあたりの所とアニューの所かな。