とらドラ! 25話 最終回


最終回ってことで、クオリティが高かった。竜児と泰子が実家の玄関で対面したカットを見て長井監督っぽいなぁと思っていたら、やっぱそうだった、コンテ・演出、長井龍雪。まぁ、最終回だから当たり前かな。


あとスタッフも総出で、作監には田中将賀さんと岩倉和憲さん。作監補佐には木本茂樹さん。原画には赤井俊文さん、奥田陽介さん、吉岡忍さん(この方は同姓同名なんだろうか、前にもいたけどOrdetなのかな)、岩瀧智さん、伊藤葉子さん、冷水由紀絵さん。二原には冨岡寛さん。始めの方での、泰子が走って実家に行くシーンや、ラストの大河が照れるところとか良かった。



大河がシーツを被る所やキスシーンやモノローグとか、一話目の感想にも書いたけど、少女漫画的というかなんというか、改めて認識しました。あんまよく知らないんだけど原作の作者は女性の方なんだっけか? 脚本も岡田麿里さんだし、やっぱ女性らしさがあったよな。キスを連続でするっていうのは男にとって、なんだかこっ恥ずかしい(他のアニメ作品でもやっていたけど)。女性じゃないと描けないなと感じたよ。

最終回なのに第一話を彷彿したのはなぜだろう? 原点に回帰してるようにも感じた。それは、すんごく久しぶりに「虎と竜」の単語を聞いたからか。






総評


やっぱり、多くの人は「とらドラ!」を大絶賛か・・・。僕はストーリーについて褒めるべき要素はそこまでないとは思うし、テーマ的にもあんま深読みするものではない(多くの人が過剰に読み取っている)と思っている。でも、映像面に関してはオーソドックスだけど、非常に丁寧に作られているのが好印象だった。物語を決して邪魔せず、内容に則した映像作りがこの作品に対しては的確だったと思う。

「物語」を見せるのに徹していたのは見事とというか、「ハチミツとクローバー」でもその節はあったな。「ゼノグラシア」では、あのチームに毒されていたとは思うけど・・・。参加したスタッフも豪華で、長井監督の人望がなせる業なのかなと思ったり。とにかく映像面は良かった。




スタッフの皆様お疲れさまでした。良い作品を見せてもらいありがとうございました。