「東のエデン」の脚本家陣について






ちょっと気になったのでメモがてらに書く。1話から6話までの脚本家の方について。


東のエデン」の脚本は、毎回神山健治監督ともう一人の脚本家の連名で出来ている(精霊の守り人でも同じく)。プロットというか大まかなストーリーは神山監督がやって、会話などのダイアログはもう一人の方がやっているのかな? なんて思ったりしたけど、二人で練って書いているのかもしれないし、詳しいことは分からず。


 


・第1話「王子様を拾ったよ」   脚本 伊藤ちひろ/神山健治

アニメファンの中では、去年名前を知った人は多いと思う(前からかなり有名な人だったけど)。押井守監督の「スカイ・クロラ」で脚本を務めて、多くの人は知ったのではないのかな。映画の美術スタッフをやっている人で、脚本も書いてる。「世界の中心で、愛をさけぶ」や「クローズド・ノート」などの実写映画の脚本を多く書いていて、テレビアニメの脚本は初めて・・・・だと思う。プロダクション I.G関連で脚本として参加したんだろうな。






・第2話「憂鬱な月曜日」   脚本 福島直浩/神山健治

あんまよく知らない方。アニメの脚本ではそんなに名前を見た事がない。と思ったら、「二十面相の娘」で脚本書いていた。10話、15話、17話、22話(最終回)を担当。う〜ん、知らなかったな。他には「おじゃる丸」の脚本もやっていたらしい。それで、ググってみると、同性同名なのかもしれないので真偽は定かではないんだけど、フジテレビヤングシナリオ大賞に応募していたり、アニメ等の映像制作グループをしていたり(東京国際アニメフェアにのクリエイターズワールド)と色々と活動している方なんだということがわかった。でも、やっぱしあんまよくわかっていない。情報が少ない。どういう経緯で「東のエデン」に参加したのかはわからない。






・第3話「レイトショーの夜に」   脚本 佐藤大/神山健治

みなさんご存じ佐藤大さん。わざわざ書く必要はないだろうけど、一応書く。テレビアニメの脚本家としては、「カウボーイビバップ 」、「交響詩篇エウレカセブン 」などの脚本でアニメファンの人は大体知ってるだろう。ボンズ作品で多く脚本書いてんだなと今更ながら思った。マンガ夜話で見たときは面白そうな方だったな。神山監督とは「攻殻機動隊」で一緒に仕事をしているから、今回の参加にいたったんだろう。今はバトスピのシリーズ構成をやっている。






・第4話「リアルな現実 虚構の現実」   脚本 岡田俊平/神山健治

福島直浩さんと同じくよく知らない方。テレビアニメの脚本やっんのかと思ったら、「精霊の守り人」 で多くの回で脚本を担当していた。知らんかった・・・・。それで今回の作品に参加したのかな。実写作品でも脚本を書いていて、「ウォーターズ 」、「R246 STORY」など。あと同姓同名で別人なのかもしれんが、少年エースで連載されていた「EDEN」っていう漫画があって、それの著作者が岡田俊平さんなんだよね。画が杉崎ユキルさんの奴。まさか、あれを書いているとは思わなんだよ。エースで読んでたもんな、あれ。よくわからんストーリーだったが。






・第5話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」   脚本 菅正太郎/神山健治

菅正太郎さんは多くの人は知っていると思う。なにしろ、多くのアニメ作品で脚本を書いてきた方だからね。「攻殻機動隊」や「精霊の守り人」で神山監督とは一緒に仕事を。神山健治監督作品では常連の人。数多く参加しているから、神山監督とは仲が良いのかもね。「DARKER THAN BLACK」でのシリーズ構成やプロダクション I.G作品に多く参加。佐藤大さんとも実写映画「CASSHERN」や「エウレカセブン」や「バトスピ」などで一緒に仕事を。






・第6話「東のエデン」   脚本 カルロス春日/神山健治




どういう人なのか全然わからん!! 




一体誰なのかさっぱりわからない。誰かの変名だとは思うんだけど、一体それが誰なのか・・・・・。








神山監督と一緒に仕事をしていた人がほとんど。あと、アニメだけでなく実写作品を手掛けている人が多い。実写だからなんだというわけではないけど。なんでこの脚本陣について書いたかと言うと、このメンバーが妙に気になるんだよな。常連のメンツと伊藤ちひろさんとかの組み合わせが。神山監督と意思疎通が取りやすい人選なのではなく、現実と虚構が奇妙に混ざり合った「東のエデン」という作品には必要なメンバーなのかなと思ったり。


それにしても、伊藤ちひろさんが参加したのにはちょっと驚いたな。これからもアニメ作品に参加するのかしら。


前にNHKで「精霊の守り人」の特集が組まれたことがあって、脚本陣の制作現場を見ることが出来た。あの時の神山監督のこだわりにはちょっと驚いた。あれが普通なのかもしれんが、登場人物の非常に細かい心理まで考え抜いてストーリーを作っていたので、神山監督の脚本への姿勢はすごいなと思った。今回の「東のエデン」も考え尽くされて制作されてるんだろうな。





っていうことで、サイドバー(←)にバナー貼りました。「東のエデン」おもしろいね。