『氷菓』と京アニのメモ


 『氷菓』を視聴していて思ったこと。



 太田里香さん、小川太一さんのコンテ・演出回を視聴する。おそらく御二人にとって初めてのコンテ・演出回(もしかすると既にしているのかもしれないが)。けいおん2期から内海紘子さんが、日常から河浪栄作さんがコンテで参加するようになり、この二人も『氷菓』から演出のローテーションに入っていくのだろう。


 今後また初めての方が登場するなら『氷菓』は、演出育成の場なのかもしれないなぁと思ったり。


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 京アニというスタジオは、優秀な演出家が抜けても、次から次へと新しい有望な演出家が登場する。底が知れない。


 特に驚いたのは、太田里香さんだ。初めてでこの出来かとびっくりした。第11.5話「持つべきものは」序盤での折木自宅シーンのカット割りが素晴らしい。なんでこんなかっこいいカット割りをさらっとやれてしまうのか。プールのシーンも良かったし。太田里香さんの仕事かどうかわからんが、折木姉が折木の頭をくしゃっと触るところとか巧い描写だなと感じた。


 この方の回は今後要注目。高雄統子さん然り、内海紘子さん然り、山田尚子さん然り、優秀な女性演出家がどんどん登場する。すごい。


 小川太一さんの第12話「限りなく積まれた例のあれ」もよかった。文化祭が開始された後の盛り上がりは素晴らしい。でもムラもある気もする。


 次回は誰が担当するのだろう。楽しみだ。と思ったら、サイトに書いてあるのか・・・。