ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-

いつからSF作品っぽくなったんだよ。それに何なんだこのちょっとした哲学的テーマを延々と語るっていうのは。しかも散々語られてきたテーマを今更取り上げる必要性はあるのか?タナトスとコミュニケーションを取るシーンで、一貫して人間と異種との共存と相互理解はできるのかを語ったりするのだけど、着地点がジンとトアの「一緒にいたい」という感情論で終わらせるのはどうかと思う。「一緒にいたい」って言われるともう何も言い返せない、それじゃ議論する意味がないじゃないか。

「愛」の前では、どんなものも通じない。まさに最強の理論だよ。「好きだ」で何でも解決しちゃうんだもんな。本当にそれでいいのかよと思ったりするなぁ。ドラゴノーツってモロにその理論展開だし。

そもそもドラゴノーツは、エウレカセブン劣化コピーなんじゃないのか。根本的なテーマは同じ様な気がする。でもエウレカに比べてドラゴノーツはかなり質が悪い。エウレカセブンレントンエウレカの「好きだ」をもっと複雑に描いていたのに対して、ジンとトアの「好きだ」を単純にしか描いてない。

「好きだ」を単純に描かれても魅力なんて何もないと思うんだけどな