図書館戦争  第六話

なんじゃ、こりゃ。原作にこんな話ないだろ。完全オリジナルかよ。オリジナルだからか矛盾の塊のような話だった。アニメ制作サイドはとんでもない過ちを犯したように思える。

「市街地で発砲してはいけない」それでも良化委員会が発砲した理由は、「あいつらは無法者だから」。アホかっ!そんな理由で、住宅地で発砲できるか!

あと昔の回想話で、良化委員会が子供に威嚇射撃する? バカかっ! 出来るわけないだろ!

作品の根幹を決定的に否定するような要素満載だった。アニメオリジナルでこういう内容の物を作っちゃ駄目だろ。


そしてものすごく気になったのが、小牧の台詞。

「俺達の社会は、政治的な駆け引きが複雑に絡み合ってこんなことになっちゃったけど。もし、メディア良化法も図書館の自由法もない世界の人が見たら、さぞや滑稽で不思議に見えるだろうね。」

「でも、悲しいかな。これが俺達にとっての現実だ。」


架空の登場人物が現実世界の視聴者の心情を説明しちゃったよ。作品の世界感を自己否定して、最後には創作物だからしょうがないと開き直っているような台詞だった。「俺達制作者は、この設定がおかしいことはわかってるんだよ。でもねこれは創作なんだからツッコミいれないでね。アニメオリジナルだけど批判しないでね」と言わんばかりの内容だったな。アニメ制作サイドは一体何を考えてるの?作品否定して一体どうするんだ。