「しゅごキャラ!」 「黄金の王子 前編」

しゅごキャラ! アミュレットBOX2 [DVD]

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アニメ放送中は、原作の漫画には手を出さないようにしていたのですが、どうしても耐え切れずに買ってしまった「しゅごキャラ!」。





読んでみてやっぱりおもしろいなぁと再確認しました。でもアニメの方が実はよく出来ているんだよなと勝手に思ったりした。




しゅごキャラ!の脚本は、中村誠さん、小山知子さん、きんげつりゅうのすけ(金月龍之介)さん、犬飼和彦さん、島田満さんの五人で回している。





どの方の脚本も面白いのだが、私は特にシリーズ構成も担当してる島田満さんが脚本を担当した回は、ストーりーのレベルがやけに高くて、一番面白いように思える。




オリジナル回でも十分に面白いし、原作のエピソード回でも原作より面白くしているのがすごい。例えば25話の「なでしこ! 春なのにさよなら!?」のエピソードはよく出来すぎている。アニメではなでしこがいなくなるまで、丁寧に描いていたけど、原作漫画では、なでしこが何の脈絡もなく急にいなくなってしまっている。漫画では、そのあとになぎひこのエピソードが入るから、結構違和感がある。でもアニメではなぎひこのエピソードと別れをうまく融合しているからなんの違和感もなく見れた。原作の味をいかしつつ、アニメならではのエピソードにしているのが見事だった。32話の「ひとりぼっちのクイーン」でも、原作を凌駕するほどの感動エピソードに仕上げていた。




原作回だけじゃなく、オリジナル回も実に面白い。




今回の「黄金の王子」なんて、はっきり言えば「しゅごキャラ!」の雰囲気からかけ離れてるオリジナルエピソード(外国からの王子って)なのに、あむやガーディアンのメンバー、お金持ちで嫌味キャラの山吹 沙綾の性格等を崩さず、うまく活用していたから、雰囲気が違うエピソードでもしゅごキャラ!として楽しく見れたのは、ストーリーがよく出来ているからだと思った。ベテランの女性脚本家だから、女の子の気持ちをちゃんと捉えつつも、大きなお友達が見ても楽しめる内容になってるのは、数々の経験を積んできた安定感がなせる技なのかな。






しゅごキャラ!(1) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(1) (講談社コミックスなかよし)



しゅごキャラ!(2) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(2) (講談社コミックスなかよし)



しゅごキャラ!(3) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(3) (講談社コミックスなかよし)




しゅごキャラ!(4) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(4) (講談社コミックスなかよし)




しゅごキャラ!(5) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(5) (講談社コミックスなかよし)



しゅごキャラ!(6) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(6) (講談社コミックスなかよし)