「コードギアス 反逆のルルーシュR2」 最終話




「世界の終わりで、生まれた光。今、風の中。僕ら一つに。」なんだか歌の通りになったような。







ラストは登場人物のその後を随分と丁寧に描いていた。結婚式の写真一つで、大体の人物のその後がわかったよ。オレンジ畑をわざわざ描いたのは、スタッフのサービス精神がうかがえたな。





死ぬまで、ずっと仮面を被り続け、舞台を演じきったルルーシュ。「ゼロレクイ・エム」という演劇で世界を一つにしようとし、明日を迎えられるようにした。世界を壊し、創造しようとしたルルーシュが作り出した、世界を巻き込む壮大な劇。ギアスでさえプロップの一つでしかなかった。英雄ゼロにより魔王ルルーシュは倒された。魔王の死でこの舞台の幕は降りる。全ての登場人物は、自分の役割を演じきった。主演、脚本、演出、の全てを担当したルルーシュの計算通りに皆が役になりきった。いや、皆がこの劇を作り出した。観客はその劇に魅了され、歓喜した。そして、観客と演者は、明日を手にいれたとさ。





視聴者である僕達は、メイキングまで見届けたんだなぁ。






ルルーシュは舞台俳優とか脚本家になれば良かったのに。