「CLANNAD AFTER STORY」への雑感2




う〜ん、何か色々突っ込みたい所が多かった。

保育所のシーンで、昔の俺だったら切れてただろうなという発言があったけど、お前に切れる資格はないだろ。五年間も育児放棄してたんだから。あのおばちゃん達が噂するのも無理はない。なんか、周りの人達が優しい人ばかりでこの育児放棄に対して、誰も深く突っ込まないっていうのは一体どうなのよ。渚が死んだとはいえ、サラリーマン金太郎の金ちゃんだってちゃんと子供を育てているし、五年間の育児放棄って大罪のような気がする。でも、みんなあっさりしてんだよな。誰も責めることをしない。やっぱ渚の事があるからなんだろうか。それでも、どんな理由があるにせよ朋也がやった事は許されるべきではない。これから、朋也の育児放棄を責める人物とか登場するんだろうか。ちゃんと、育児放棄の罪を責めるという事をしなければ、育児放棄を容認した事に繋がるんじゃないのか。




そして、お父さんのシーンが歯がゆかった。う〜ん、一緒に住むという選択肢はなかったんだろうか。なんで、田舎に帰らしたんだ?普通の親子関係ではないのは、わかっているんだけど、田舎に追い出す感じがして結構ひどいような気がする。でも、あれが最善策だったのかな。孫と一緒に生活させるのが、一番の心の癒やしになると思うのにな。借金の始末とかあるから、帰らせたんだろうか。もう一度、親父と一緒に生活してやり直そうという決断はできなかったんだ。朋也も号泣するくらいなら、親父の側にいればいいだろ、色々しがらみがあるとは思うんだけどさ。この物語って親子関係がどうも他人行儀すぎる気が。




それにしても、古河夫妻ってめちゃくちゃ良い人達だ。朋也を許すって凄いよな。僕だったら、あんないい子を育児放棄してた奴なんて、祖父としてぶん殴って許さないんだけど。渚が死ぬという大事件に対して、普通なら朋也と古河夫妻は二人三脚で赤ん坊を育てていくはずなんだけど、朋也は放棄して逃げ出した。普通ならブチ切れる所を古河夫妻はそれを許した。そして、立派に育てあげた。なんて心の広い素晴らしい人達なんだろう。最愛の人物を失ったからといって、何をしたっていいわけではない。人として、親としてやらなければいけない事がある。なんだか、アフターストーリーに入ってからの朋也って変だよなぁ。




この五年間の育児放棄がネックというか、バイアスになって、どうも穿った視点でしか物語を見れない。なんで、五年間の育児放棄っていう要素を入れたんだろう。