『おとめ妖怪 ざくろ』について


 見る本数を増やそうと積んでいるアニメに手を出す。パンストは、絶対に見ようと放送前は思っていたけど、見るのがなんとなく億劫になって手をつけず。イカ娘は、面白かったけど、「これは見なくてもいいや」と思い見るのをやめる。友達からミルキィホームズ面白いよと勧められるが、録画してないので手をつけず。神のみぞとか、禁書目録とかも見ようと思っているんだけど、これまた億劫になって手をつけず。それで、『おとめ妖怪 ざくろ』を見てみた。


 めちゃくちゃ面白い。


 監督が今千秋さんってことであまり期待していなかったのだが(花咲けるなどは好きだったが、他はあんまり好きじゃない)、この作品はすごくいい。大好きだ。視聴している今期の作品で好きの順位をつけるなら、


1 それ町ざくろ

2 STAR DRIVER、俺妹

3 荒川

4 ヨスガノ


 っていう感じ。


 妖怪と人間がどうたらこうたらという作品は食傷気味で、またかと思ったんだけど、これは良いね。キャラも良いし、見せ方も良いし、舞台設定もいいし。第1話の今千秋監督のコンテ・演出が素晴らしい。第6話も良かった。僕の中では、2010年の作品中でトップ5に入る。


 早めに見とけばよかったなとすごい後悔が・・。それ町と一緒に今後の活力として視聴していこう。




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 話は変わり、俺妹の話。


 前に書いたけど、人物の所作や小道具など細部まで作り込まれていることについて。アニメの中でアニメを扱うので、芝居やディテールを作り込んで現実感を出そうとしているのかなと。作品内のアニメとの差異を際立たせるためにリアルにしているのかしら。でも、何話だったか忘れたが、桐乃が食事を残す所で、まだ食器内に残した食事があるのにその上に食器をのせるという普通だったらしない行為が描かれていたり、この作品はリアルなんだか、リアルじゃないんだか。


 第8話は、納得いかない点が多くてモヤモヤした。何だこの展開。

 Aパートの打ち合わせのシーンで、桐乃が一人で喋り続ける所がよかった。ロングショットで桐乃を客観的に捉えて、桐乃の暴走&空気読めないぶりを浮き彫りにする。あそこが結構いい。