『戦姫絶唱シンフォギア』第6話「兆しの行方は」


 気になった描写を簡単にメモ。


 櫻井了子が飲みかけたコーヒーに真っ赤な口紅。防衛大臣の死に絡む話で、このショットが挿入される。真っ赤な口紅の跡は、櫻井了子防衛大臣の死に絡んでいる暗示であるように思える。その口紅の跡は、血の赤を連想させる。




 響と未来の描写。グランドを走る響と未来。先頭を走っていた未来の足が止まり、その横を響が駆け抜けていく。響は「もっと遠くへ」と目指して、未来を置き去りにしていく。響の後姿を見送ることしかできない未来。自分と一緒に走っていたはずの響がどんどん遠い存在へとなっていくのを表した描写。




 響と未来のすれ違いを、階段の下と上という高低差を利用して映像的に表す。風呂場でのシーンのように、前までは同じ目線の高さで肌が触れ合う位置にいつも一緒にいたのに対して、現在響と未来は階段の上と下という別々の場所に居り、距離も離れている状態。最後に、響と未来は全く正反対の方向へと歩き出て行ってしまう。




 「これはちょっと・・」と思った描写。掃除ができないとはいえ、さすがにコーヒーをこぼしたまま放置する人間っているのか? 「気が回らなくて」と云うけど、どう考えても拭く行為ぐらいはするんだと思うんだけど・・。