RD 潜脳調査室がさっぱりわからない件

●ストーリー

2061年、人間がネット社会を構築して50年。人間同士が意識で繋がることができる理想実現を期待されたネット社会だったが、個人情報の流出、情報の改竄など、新たな社会問題が現象化しているにも関らず、人は尚、取り交わされる情報をネットに依存し、ネットからの離脱を選択することはできなかった。

その結果、セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ完成したのがメタ・リアル・ネットワーク(略してメタル)である。メタルは情報化された個人の記憶をバブルシェルという泡状の有機的電脳防壁で擬似的にスタンドアロン化させ、人々の生活に浸透していった。

だがその結果、人は安全なメタルの中で本能を解放し、爆発させることを憶えた。

解き放たれた本能に押し出される形で、個々の意識は情報の海に溺れ、欲望の圧力に曝される。

だが、人が生きている舞台は規律で縛られた現実世界である。二つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが在らざる歪みとなって世界に現れはじめていた。

そうした歪みの原因を調査、究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は電脳ダイバーと呼んだ。

この物語は、リアルとメタルの狭間で起こる事件を調査する電脳ダイバー、波留真理の物語である。



●年譜


2012年
建設中の人工島沖合で海洋観測実験中『海が燃える』現象に遭遇し、眠ったままの状態になってしまったフリーダイバー・波留真理

2061年
波留が再び目覚めたときには50年もの時が流れ、彼は車椅子で過ごす80歳の老人となっていた。だがその目は海へと向けられ、事故の寸前に海の奥底から感じた『地球律』の謎に向けられたままだった。

波留の昔からの親友であり、電理研統括部長の久島永一朗は、彼をこの時代のメタリアル・ネットワーク、通称メタルの情報を調査するダイバーに任命する。

そしてその彼の前に現れた少女・蒼井ミナモ。直観力に優れた少女は、波留のよきパートナーとして、観測者としての波留の『閃き』としての機能を果たしていく。

ミナモの兄・ソウタは実践的都市型格闘術を身につけた電理研インターンであり、久島直属の部下である。波留のもとでバイトをするようになった妹ミナモを心配し、波留の事務所に出入りするようになる。

そこにいたのが、以前、手痛い目に合わされたことのある介助用アンドロイドのホロンであった。

彼らがチームとなって、メタルとリアルの狭間で起こる問題を中心に解決していく。    (公式サイトより)




第三話の時点で何をやってるのかさっぱりわからん。この作品の感想を見ると「よくわからない」が多い。実際に攻殻の何倍もよくわからない。唯一理解できるのは、女の子がむっちりでパンチラが多いということだけしかわからない。日活ロマンポルノみたいに裸を出せば何やってもOKな感じで、むっちりやパンチラを出せば、わけがわかんなくてもOKみたいな感じでやっているのだろうか。



電脳と言えば、最近の作品で電脳コイルを思い出すが、子供向けだったので非常にわかりやすい内容だった。何をやっているのか理解しながら、ストーリーを楽しめた。しかしRD 潜脳調査室みたいにここまで何をやっているのかよくわからずに話が進んでいく作品は、ゼーガペインシムーン以来だ。


そもそもメタリアル・ネットワークって一体なんだ? 『メタルは情報化された個人の記憶をバブルシェルという泡状の有機的電脳防壁で擬似的にスタンドアロン化させ、人々の生活に浸透していった。』 もうこの時点で何がなにやらさっぱりわからない。『バブルシェルという泡状の有機的電脳防壁』これがメタルの海って事なのだろうか?ネット上のセキュリティがメタルによって強化され、その安全となった世界で人が本能を爆発させることを憶えたというのもしっくりこない。



世界観がよくわけがわからないために、ミナモの「安心、安全」が何の解決の糸口になっていたのかよくわからず、ただ茫然と見ているしかない。それでも毎週見続けてしまう。

この作品を見続けられる理由は、女性キャラのふくよかさ以外にない。もし女性キャラがむっちりしていなければ、誰が30分間もおじいちゃんの裸を見続けられるのだろう。むっちりしていなかったらすぐさま切られていた作品だと思う。




第四話から本格的に物語がはじまりそうだが、もし世界観について明確な説明もされず、今回の様にパンチラが少なかったら、一体視聴し続ける人間はどのぐらいるのだろう。