WHITE ALBUMがすごく面白いぞ






なんなんだ、このカメラワーク。1話目をすっ飛ばして2話目から視聴したのですが、「WHITE ALBUM」ってこういう作品だとは知らなかった。吉成鋼さんが参加しているっていうことで話題になっていたけど、それよりも演出のインパクトの方が大きい。






第2話で、気になった所を挙げます。





・由綺が英二の家に入ってくる時の階段をなぞる様に目線がうねっている主観や、冬弥とはるかが公園にいる場面で冬弥が起き上がる時の回転する主観。





・理奈が延々と一人でしゃべり続け、英二がいる部屋を探す場面での流れるように繋がれているカット。




・喫茶店での冬弥と彰が美咲とチーズケーキについて話している場面での、冬弥と彰を何回も往復するPANと「ウルサイ」と表示される心のモノローグ。





・壁をぶち抜いてカメラが横に移動し、冬弥とマスターの間を行き来する場面。




・冬弥と理奈がカウンター越しに会話し、彰がその会話を聞いている場面での切り返し。




・(ハーモニーではない?)登場人物達が動く絵画調のアニメーション等





他にも色々と印象に残る所がちらほら。あとやっぱり、気になるのが文字のモノローグ。


ああいう文字を画面に表すっていうのはシャフトの十八番かと思っていたけど、こういう作品でも使うんだなとちょっと驚いた。




それもあの文字が気持ち悪いというか、妙に生々しい。シャフトのようなマンガ的な作画ではなく、「WHITE ALBUM」のリアル系の作画の中で、あの何にも着飾ってない文字を表されると変な(?)効果が働いて「怖い」というか「不気味」というか、登場人物達の心の声が「言い知れぬ何か」に変貌している。でも、ポエムっぽいので、ファンタジーというか何というか、あ〜駄目だ、うまく言語化できない。とにかく、視聴者の心に必ず引っ掛かる物だという事は確かだと思う。




あと、吉成鋼さんのエンディングがほんわか温かいものに仕上がっているのは何故? 作品のイメージと正反対なような・・・。次回予告のアニメーションも吉成さんが手がけているのかな。







そんなこんなで、これから急いで1話目を視聴しようと思います。