東京マグニチュード8.0 第8話「まっしろな朝」の悠貴について
今更ながら、さっき録画していおいたのを観終えて、
うおおおい、何じゃこりゃぁぁ。なんだこの展開・・・。
っていう感じだったので、メモ。
勢いで書きましたので、誤字脱字が多いかも。
誘導灯
未来の一回目の夢(現実なのか夢なのか定かではない)。病院の廊下で悠貴の遺体を見てしまう未来。ここでの、誘導灯の点滅が秀逸だった。有名な緑色のピクトグラムが何故か点滅をする。その点滅が未来の心とシンクロしてる。布にくるまれている誰かを見つけ、その布を取ろうとする未来。その彼女の心臓の鼓動にリンクしているかのように、誘導灯が点滅をする。彼女の動揺が強くなった時に、点滅する。誘導灯が点滅することによって、彼女の心理変化が表情や仕草だけでなく、別のベクトルで視聴者に伝えられる。しかも、緊張感をうまく煽っている。
夢とは思えぬほどの、現実感。これはホントに夢なのか? それともフラッシュフォワード?
書類がある。そういえば、真理さんがなんか手続きしていたなぁ・・・。
逸らす
病院のロビーに大量の負傷者が運ばれてくる。その喧騒から少し離れた所で傍観する未来。「悠貴が死ぬはずない」と未来が言い放った直後、ロビーに一人の患者が運ばれてくる。ここではトリアージが行われていて、「黒=死亡、もしくは救命に現況以上の救命資機材・人員を必要とし救命不可能なもの」だと判断される。その状況をみて、未来は人の生死が行き来しているロビーからゆっくりと目を逸らす。無表情のままで。そうすると場面転換し、悠貴が手術を受けている手術室前に切り替わる。他人の死をどこか他人事で、自分とは遠い所にあると心のどこかで感じている未来。自分の弟、身近な存在である悠貴が死ぬなんてありえない。ここでの一連の流れは、未来にとって「死」というものがどこか遠い存在で、身近では起きないと思い込んでるのを際立たせている。それが、これから悠貴に起きる事に対してのお膳立てというか、意味をもってくることになる。
子供たち
未来は病院の中庭で、ボールを蹴って遊ぶ悠貴を見つける。・・・・・あれ、ここ日本ですよね? なんか、国際色豊かなメンバーと遊んでいるなぁ。各国の子供たちが勢ぞろいだ。悠貴もグローバルな男の子になったもんだ。って、おい!!! これおかしいだろ なんで各国の子供達と遊んでんのよ。・・・・・ああ、そうか、そうか、東京にはいろんな国の子供たちが住んでるからね。別におかしいことじゃないよね・・・・。
かなり気になる所。もしかして、まぼろし・・・。
しかも、未来がトンネルを通って悠貴に会いに行くんだよな。それに、朝もやというか、霧がかかってるし。
黄泉の国というか、天国とかそんな事ではないよね・・・。
伝言ダイアル
真理さんが伝言を・・・・。一体何を?
真理さん
一晩明けた後、真理さんが何故か悠貴に一切話かけません。一切話かけませんし、視線もあわせません。悠貴がという存在がそこにあるのかどうか不明です。真理にとって悠貴はまるで、存在しないよう。しかも、悠貴も真理さんに話かけません。
両方とも、話かけることができない?
しかもこのショット。一晩あけて、初めて未来と真理が会う所。なんだ、この表情・・・。真理さんは一体何を見ているんだ。真理さんの瞳には何が写っている。
リュック
未来はなぜか、悠貴のリュックを背負ったまま移動する。悠貴はリュック持たない。いや、持てない。
未来もリュックを悠貴に渡さない。「悠貴には大変だ」ともっともな理由をつけて。
未来は、「悠貴がリュックを持てない=存在していないこと」を、ホントは認識している? 認めている? でも、それをうやむやにしている? 認めたくないのか?
ラストの1カット
俯瞰から捉えられた真理と未来。でも、そこには悠貴がいない。何故だか、悠貴が映っていない。さっきまでいたのに。これが、本当の現実。これは「未来が見ている世界=悠貴が存在している世界」ではなく、「真理が見ている世界=悠貴が存在していない世界」の1カットなのかも。
「あたし、お姉ちゃんですから」
未来の最後の台詞。
「あたし、お姉ちゃんですから」
ちょっと待てぇい。なんだこのフラグ!
「お姉ちゃん」を強調させるってことは・・・。