2010-01-01から1年間の記事一覧

『迷い猫オーバーラン!』 第1話「迷い猫、駆けた」

原作未読。BS11でゼ―ガ見て、これを見た(見逃したので)。 視聴していて、不思議な感じだった。違和感がある。奇妙な一話目。別に目新しい要素とか一切ないんだけど、よくあるテンプレな作品とは違う感じ。 ストーリーは典型的なんだけど、映像面で異質な気…

『けいおん!!』 第1話「高3!」が面白い〜唯と梓〜

唯と梓 平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬は高校三年生へ、中野梓は高校二年生へと進級しました。 アバン、唯は誰もいない部室で一人ギターをかき鳴らす。唯の奏でるギターの音色に導かれるように、他のメンバーも続々と集まり、部室へとやってくる。ギター…

『閃光のナイトレイド』第1話「救出行」のメモ

『閃光のナイトレイド』第1話「救出行」について短めにメモ。 時間、円環 ファーストショット、腕時計が映し出され、秒針が時を刻む。物語の始まりと同時に、秒針が動き出す。 動きだす時計の秒針とそれに伴う針音は、物語の始まりをあらわしているかのよう…

『会長はメイド様!』 第1話「美咲ちゃんはメイド様!」

原作未読。桜井弘明監督っていうことで期待していた作品。 桜井弘明作品って感じがする。ぼくにとってのイメージってこれなんですよね。なんか、久しぶり。 例えば、こんな感じ。 これとか。 これとか。 あと、モブの感じなど、他にも色々。 このリズムいい…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』  最終話「蒼穹ニ響ケ」が面白い

時期はずれたけど、最終話について。 音の交換 最終話を視聴して想起させられるのが、第1話「響ク音・払暁ノ街」。 第1話のBパート、カナタは谷底に落ち、ラッパを吹く。ラッパの音色は空に響き渡り、その音はリオへと届く。ラッパの音に応えるためにリオは…

『とある科学の超電磁砲』 最終話「Dear My Friends」〜水平と垂直と運動〜

『とある科学の超電磁砲』第24話「Dear My Friends」について色々と。美琴とテレスティーナの迫力があるド派手なバトルは、かっこ良かった。前話で美琴を助けた時に婚后光子の能力が描写されなかったのは、このラストバトルのためか。 水平と垂直と運動 『と…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第11話が面白い〜アーイシャと音による交流〜

第11話「来訪者・燃ユル雪原」では、正統ローマ帝国の女性兵士・アーイシャが登場する。ヘルベチア共和国と正統ローマ帝国の緊張も高まり、休戦状態から開戦間近の状態となる。また、アーイシャとホプキンス大佐の登場により、ノエルの過去も明らかになって…

『こばと。』 第21話「・・・春の足音」が面白いとメモ

気になったことのメモ。 第21話「・・・春の足音」の季節は、冬から春へと移り変わろうとしている変わり目。冒頭はバレンタインデーの話があり、その後は俊彦達の卒園式が行われたのだから、第21話は2月中旬から3月頃までの話なのだろう。それを踏まえて、雨…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第10話が面白い〜旅立ちとリオとカナタと老婆〜

公式サイトのあらすじにも書かれている通り、今回はジャコットという老婆がリオとカナタに大きな影響を与える。そのことについて。 旅立ちと想い出と 第10話「旅立チ・初雪ノ頃」では、新たな事実が次々と明らかになっていく。カナタが幼い頃に出会った金髪…

「愛と赤」の氾濫〜『デュラララ!!』第9話「依依恋恋」〜

『デュラララ!!』第9話「依依恋恋」で気になったことのメモ。急いで書いたので、あとで書き足すかも。 愛と赤 『デュラララ!!』第9話「依依恋恋」の首尾、冒頭と結尾は照応しているように思える。Aパートの冒頭。信号機が映し出され、黄信号から赤信号へと信…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第9話が面白い〜父親と虚像と実像と〜

理想の父親と成長と 第9話「台風一過・虚像ト実像」は、クレハとクラウスがメインとなった話。クレハは虚像から脱することができるのか。 第5話「山踏ミ・世界ノ果テ」の記事で(参照)、クレハは父性を求めていると書きました。それを丸々引用。 ・父性を求…

『こばと。』 第19話「・・・ホワイトクリスマス。」がすごく面白い〜視線が交わるとき〜

いつ視線は交差し、感情は交わされるのか アバン。第18話で回想された藤本の過去が反復される。吹き荒ぶ雪の中、「ゴォー」という激しい吹雪の音と幼き頃の藤本の泣き声が響き渡る。回想の直後に映し出されるのは、スノードーム。スノードームの中は雪が舞っ…

『こばと。』 第18話「・・・木枯らしのぬくもり。」〜伝書鳩〜

『こばと。』 第18話「・・・木枯らしのぬくもり。」について色々と。 第18話「・・・木枯らしのぬくもり。」は全編に渡って、重苦しい雰囲気になっている*1。 アバンは、いつもの小鳩といおりょぎのドタバタを描いており、第18話唯一の明るい雰囲気のシーク…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 第7話「蝉時雨・精霊流シ」〜死者と生者が交錯する〜

第2話「初陣・椅子ノ話」はクレハにスポットをあてた回、第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」はリオにスポットをあてた回、第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」はノエルがメインとなった回、それで今回の第7話「蝉時雨・精霊流シ」はフィリシアが主役となった回。これで第1…

『はなまる幼稚園』第6話と『花咲ける青少年』最終話のメモ

気になったことのメモ。 『花咲ける青少年』最終話「約束の空」 Aパート冒頭。由依の家に手紙が届く(この前に郵便配達と由依が道ですれ違う)。由依は届いた手紙に驚き、他の届いていた手紙を地面にばら撒いて、家の中に駆け込む。ロング、玄関で靴を荒っぽ…

『ちゅーぶら!!』第6話「カゲキな思春期」と山本寛

『ちゅーぶら!!』 第6話「カゲキな思春期」で気になった所をメモ(既にtwitterに書いたけど)。 冒頭の流れる雲、回る風車(?)、Bパート冒頭の流れる雲、回る風車。静止せず、流動する主題。 Bパート。天原清乃の「だって、生まれた時から女なんですから」…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 第6話「彼方ノ休日・髪結イ」が面白い

第2話「初陣・椅子ノ話」はクレハにスポットをあてた当番回、第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」はリオにスポットをあてた当番回、第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」はノエルがメインとなった当番回で、第5話はクレハとノエルの三人娘がメインの話。第6話は、第1121小隊…

『ひだまりスケッチ×☆☆☆』第5話が面白い〜暗闇と光とゆのと有沢〜

第3話「12月10日 カップ小さいですから」で、ゆのが沙英から進路の話を聞き自分の将来について考えたように、第5話でもゆのは自分の将来(進路)について考えることになる。 ゆのと沙英がカフェでお茶をした時が「12月10日」であり、ゆのと有沢が美術室で会…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 第5話「山踏ミ・世界ノ果テ」のメモ

短めにメモ。 第2話「初陣・椅子ノ話」はクレハにスポットをあてた当番回、第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」はリオにスポットをあてた当番回、第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」はノエルがメインとなった当番回でしたが、今回はそれのまとめとでもいうのでしょうか。…

『ひだまりスケッチ×☆☆☆』第4話が面白い〜なずなと乃莉と普通科と美術科〜

なずなと乃莉と普通科と美術科 第4話「4月15日 日当たり良好」は、普通科に通うなずなと美術科である乃莉とゆのと宮子との差異を際立たせながら、なずなが美術科の面々と打ち解けあっていく様子が描かれている。乃莉となずなが親交を深めていく様子も見所の…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第4話が面白い〜触れること・ノエルの過去・曇天から碧空へ〜

第2話「初陣・椅子ノ話」はクレハにスポットをあてた当番回、第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」はリオにスポットをあてた当番回、第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」はノエルがメインとなった当番回となっています。今回、なかなか面白かったんじゃないかと僕は思います…

『ひだまりスケッチ×☆☆☆』 第3話「4月8日〜9日 決断」/「12月10日 カップ小さいですから」が面白い

4月8日〜9日 『決断』 ゆのと宮子は進級し、高校二年生となる。 担任の先生も一年生の時と同じく吉野屋先生だし(美術科はクラス替えもない)、あんまし変わんないねぇとゆのと宮子は言うが、実際は変化している。ゆのと宮子は、間違って今まで通っていた一…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」が面白い

第2話「初陣・椅子ノ話」はクレハにスポットをあてた当番回でしたが、今回の第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」はリオにスポットをあてた当番回となっています。この調子でいくと、「カナタ+第1121小隊のメンバー一人」の二人組で当分展開していくのかな。第4話の…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第2話が面白い〜食卓と椅子とクレハとカナタ〜

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第2話「初陣・椅子ノ話」について色々と書いていきたいと思います。 第1話は、第1121小隊に配属されたカナタがセーズの街を巡ることによって、視聴者も一緒にセーズの街やこの作品世界のことについて知っていきました。今回はクレハが…

『聖痕のクェイサー』 第1話「震える夜」

原作未読。 金子ひらくさん、うのまことさん、吉野弘幸さん、上江洲誠さんっていう組み合わせが何とも。 内容に関しては、肝心な部分で何をやってるのかあんまわかんなかった。規制がありすぎなのかな。観ていて違和感がかなりあってもどかしかった。これを…

「そらのおとしもの」と「ちゅーぶら!!」

私は従来のパンツアニメ*1対してこのようなことを以前書きました。 今までのパンツアニメは、ローアングルからパンツを見せたり、パンチラをしてパンツを見せたりと、ただ「パンツ」を見せる事だけに終始していました。「パンツを視聴者に対して、どうやって…

『デュラララ!!』 第1話「開口一番」

原作未読。IWGPをモロに連想してしまった。 バッカーノ、夏目友人帳のライン。 OPが好きだな。はじめの方のネコミミ首なしライダーの所がかっこいい。「バッカーノ」のOPと同じ作り。このOPってある程度の登場人物がいないと成立しないよな。群像劇じゃない…

『ひだまりスケッチ×☆☆☆』 第1話「2月27日〜3月4日 真っ赤点/4月3日 ようこそひだまり荘へ」

背動でカメラが引いたりするのって、シャフトって昔からやっていたっけ。『化物語』あたりからよく見るようになったように思えるんだけど、違うかのかな? うーん、よくわからんな。 ゆのっちのバツが遺憾なく発揮されていた。 ゆのっちが赤点とった話と新入…

『おまもりひまり』 第1話「猫と少女とアレルギー」

観ていたら、『我が家のお稲荷さま。』を思い出した。そういえば、『お稲荷様。』も制作がZEXCSで、監督のウシロシンジさんも参加していたような。幼馴染みの凛子が、緋鞠に対しての接し方(テニスの時ね)は、『タユタマ』のアメリとましろを彷彿とさせた。…

『おおかみかくし』 第1話「嫦娥町」

観ていて、不気味だったというか、ちょっと恐かった。安直だけどひぐらしっぽいなぁなんて思ったりした。 こんなにも白色が不気味に見えるとは思いもしなかった。ごくごく普通の「日常」というものが、不気味に見えた。Aパート冒頭での白い車に乗る九澄一家…